TOP > レースレポート > 愛のある大会、愛南いやしの郷トライアスロン

愛のある大会、愛南いやしの郷トライアスロン

【写真1】20150606_124648
「愛南びやびやかつお」は、「日帰りかつお」とも呼ばれます。これは、早朝に出港したかつお船がその日のうちに水揚げするからで、新鮮で弾力があり、食感はモチモチしています。死後硬直していない鮮度が高く身のしまった魚の状態に対して、地元愛南町では、浜言葉としてかねてより「びやびや」と呼びならわしてきました。ですから、「びやびや」は素晴らしいかつおに対する絶大なる称号であり、証明なのです。愛南町の深浦漁港からかつおの漁場まで日帰りで漁ができ、びやびやかつおを食べられるのは私たちだけです。地元でしか食べられない事こそが特権だと思っていましたが、これからはトライアスリートの皆さんにもどんどん食べて頂きたいと思います。    愛南漁協一同

「日本一、心のこもった大会を目指します」~愛南町長 清水 雅文
【写真2】20150605_194735
2012年から始まった「愛南いやしの郷トライアスロン」
開催地は「愛媛県南宇和郡愛南町」
え~どこ~?と思う方も多いのではないでしょうか?
Googleマップで見てみると、愛媛県の最南端、もうすぐ高知県という所に位置する。
地図のみを眺めるに「地の果て」の印象を受けるが、実際に足を運ぶとそうでもない。松山から高速松山自動車道を通り、今年の3月に全面開通した宇和島道路の終点、津島岩松インターまで約1時間。そこから国道56号を30分程度でもう愛南町だ。
毎年6月の第1週目の土曜日の午後に開催されるこの大会、リピーター率が非常に高く年々参加者を増やし続けている。
それもそのはず、「びやびやかつお」目当ての参加者もいると思うが、町を挙げてのボランティアと声援にまさに「いやされる」大会なのだ。

【写真12】20150607_133618

会場のかつお船の大漁旗があたたかく選手を迎え、おそらく数百名はいるであろう町のボランティア。

【写真13】20150606_115229【写真6】20150606_115503

透明度抜群の宿毛海、風光明媚ではあるがアップダウンの厳しいバイクコース。

【写真7】20150606_131632

そして群落を3周回するランコースは地元の方々の声援が絶えない。
【写真8】20150606_152912

17:30の競技終了後は、スタンダードディスタンスにしては珍しい、「完走パーティ」が所を変え、街中のホテ
ルのホールで開催される。

【写真10】20150606_201017

円卓には「びやびやかつお」はもちろんの事、愛南町特産の愛南ゴールドや鯛そうめん、鯛めし、ブリ、カンパチなどが所狭しと並べられ、清水町長の乾杯はもちろん愛南の地ビールで。
【写真14】DSC01858【写真11】DSC01856

参加者数の規模にしては、男女別5歳刻み3位までの表彰でステージは地元企業からの協賛商品で埋め尽くされ、
それでも表彰式後には豪華抽選会が延々と続きみな思わず顔がほころぶ。
【写真9】20150606_202454

最後は今日一日を振り返るスペシャルVTRをみんなで鑑賞、まるでアイアンマンのパーティのようなサービスだ。
【写真15】DSC01860
そして締めのあいさつで飛び出した清水町長の冒頭の言葉。これはみんなが納得。町長が、町民が、みんなが本気でそう思っているんだなと・・・・・
愛南いやしの郷トライアスロン大会、あなたも来年はぜひいやされに来てください。

ところで、愛南に来たら宇和島展望タワーに是非足をお運びください。
【写真3】20150606_100907素晴らしい南宇和の絶景を堪能した後は「紫電改記念館」へ。
愛媛県南宇和郡城辺町久良湾の海底40mに原型のまま沈んでいるのが地元ダイバーによって発見され、翌年7月14日実に34年ぶりに引き揚げられたという紫電改。

【写真4】20150606_101338【写真5】20150606_092437

無料で入れるこの記念館の展示資料にはまさに「感慨無量」にさせられます。平和な時代にうまれ、こうしてトライアスロンができる喜びを再発見させられます。

愛媛県南伊予郡愛南町、、、い~いところです!

 愛南いやしの郷トライアスロンの写真

20150606_15295320150606_131108
DSC01864
DSC01873



 

 

20150606_100434

kiyomoto_1s 清本 直 (TRI-Xプロデューサー ネオシステム株式会社代表取締役)
20代でトライアスロンに出会い、その魅力にとりつかれ、全財産を使い果たす。会社員をやめ、ネオシステム株式会社を設立。全国各地の計測業務に携わる。その後は20年間、トライアスロン大会の裏方を務めるも、2010年20年ぶりに宮古島で復活。あらためてこの競技の魅力を認識し、トライアスロンの普及と発展を強く願っている。
Copyright © 2015 Neo System Co., LTD. All Rights Reserved.