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第64回 アマからプロへ。いざ戦極のリングへ

誰もが最初は初心者だった。
誰もが最初は初心者だった。ベテラン、ルーキーが同一線上に立つ。TMTU認定記録会。「プロ」とは何だ!?「アマチュア」とは何だ!?
アマチュアリズムという言葉が良く使われていた過去の日本スポーツ界。「スポーツをしてお金を稼ぐことは汚い」というオカシナ風潮が強かった。日本においては今でも一部その流れを断ち切れていない。しかしオリンピックにおいては、「プロ」も「アマチュア」も全く関係なくなった。最強、最高の選手を決める場所、それが「オリンピック」である、と時代の流れは変化を遂げてきた。「プロ」「アマ」の定義は人それぞれで構わない。だが自分を「プロである」と自認するのであれば、その意味をしっかり理解してから名乗ってほしい。そして名乗るからには中身の伴った戦いをしなければならない。名前だけのプロが多過ぎる。3月20日(金・祝)格闘技イベント「戦極~第七陣~」フェザー級トーナメントに私のコラムにも何回か登場している河原誠也選手が出場する(2008年2月18日掲載コラム・他)。高校生で道場に入門し、強くなりたいという一心でプロを目指し、プロとなり、連戦連勝し、敗北もしたが、その強さが認められて、今回の大舞台に立つことになった。憧れから大きな夢実現へ。
憧れから大きな夢実現へ。先輩から後輩へと夢は受け継がれる。左は河原選手、右は鈴木みのる選手
そして先輩でもある川村亮選手もライトヘビー級で参戦する。
少しでも格闘技に興味がある方は是非、応援してあげてほしい。そして「勝つ」とはどういうことかを考えて欲しい。
強くなりたいという純粋な気持ち。自分の言葉を裏切らない絶ゆまぬ努力。頂点を目指すという強い意思。彼らにとっても、まだまだ道のりは途中でしかないけれど、自分の目指す夢に「プロ」として真っ直ぐに進んでいっている。

競技は違っても、強くなるために必要なものは同じである。強い信念こそが自分を支え、自分を強くする。
本当に苦しくなったときに、それがホンモノであるかどうか見極められる。
さて、あなたは???・・・答えは自分で判かるはず!
s-IMG_5209MSPO誰もが最初は初心者だった。ベテラン、ルーキーが同一線上に立つ。TMTU認定記録会。

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憧れから大きな夢実現へ。先輩から後輩へと夢は受け継がれる。左・河原選手、右・鈴木みのる選手。

中山俊行プロフィール

中山俊行(なかやま としゆき)
1962年生まれ
日本にトライアスロンが初めて紹介された18歳のときトライアスロンを始める。
日本人プロ第1号として、引退までの間、長年に渡りトップ選手として活躍。
引退後も全日本ナショナルチーム監督、チームNTT監督を歴任するなど、日本の
トライアスロン界をその黎明期からリードし続けてきた「ミスタート ライアス
ロン」。

【主な戦績など】
第1回、第2回 宮古島トライアスロン優勝
第1回、第2回 天草国際トライアスロン優勝

1989年から8年連続ITU世界選手権日本代表
アイアンマン世界選手権(ハワイ・コナ)最高順位17位(日本歴代2位)
初代・全日本ナショナルチーム監督
元・チームNTT監督
元・明治大学体育会自転車部監督

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