2025年がスタート。
みなさんそれぞれの想いを描いて新年を迎えたと思います。
目標達成に向けて前進してゆきましょう。
正月の風物詩となった実業団駅伝、箱根駅伝。
長時間に渡る戦いだが見入ってしまう。
実業団があるがゆえにメリットがあり、実業団であるがゆえに弊害がある。
大学生であるがゆえに爆発力があり、大学生であるがゆえに失敗もある。
優勝した青山学院大学の原監督は日本トライアスロン連合の理事でもある。
多忙の中、理事会にも参加してくれる。
チクリと厳しいコメントをしてくれるが我々はどこまでそれを真剣に考えられているのだろうか。
陸上マラソンの未来に向けてなかなか厳しいコメントを発している。
リスクを背負っても発言する姿勢には、「走る」ことに対する愛情を感じる。
内容について個人の意見は様々だろうが異論・反論も含めて一考すべき内容だと思う。
もちろん自分のこととして。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc196dccaca7f6e48b1827ff9b263ba3c2a91132
話は変わって小中学生世代について。
昨年、JTUはFTEMというキッズからエリートに至る道標を作成した。
細かい部分について調整は必要だが、主だった流れは「見える化」できたのではないかと感じている。
未来を担う小学生・中学生にどのようにトライアスロンに興味をもってもらえるか。
どのような形で経験してもらうか。
どのように育成してゆくか、強化してゆくか。
ぜひ確認して欲しい。
その一環として2024年にはユースキャンプ、そして体験会を開催してトライアスロンに触れる機会を創出してきた。
2025年も継続してゆきたい。
絶対的な回数は少ないかも知れないが、スタートを切らなければ何も始まらない。
様々なスポーツに触れる機会が多くなった昨今、そしてスポーツに興味を持たなくたってきた昨今、トライアスロンは何を示しどのように関わってゆくことが良好か。
複合スポーツならではの難しさと面白さをこの世代の感性に伝えられるように考えなければならない。
【写真1】
ユースキャンプ宮崎。
レベル差に応じた細かい指導と共に、全員一緒に楽しめる練習内容も加える。
選手には、速い遅いよりも挑戦することの大切さを理解して欲しい。
我々スタッフも常に勉強が必要だ。
【写真2】
トライアスロン競技別パスウェイモデルFTEM
https://www.jtu.or.jp/triathlon-pathway/
中山俊行プロフィール
中山 俊行(なかやま としゆき)
1962年生まれ
日本にトライアスロンが初めて紹介された18歳のときトライアスロンを始める。
日本人プロ第1号として、引退までの間、長年に渡りトップ選手として活躍。
引退後も全日本ナショナルチーム監督、チームNTT監督を歴任するなど、日本のトライアスロン界をその黎明期からリードし続けてきた「ミスタートライアスロン」。
【主な戦績など】
第1回、第2回 宮古島トライアスロン優勝
第1回、第2回 天草国際トライアスロン優勝
1989年から8年連続ITU世界選手権日本代表
アイアンマン世界選手権(ハワイ・コナ)最高順位17位(日本歴代2位)
初代・全日本ナショナルチーム監督
元・チームNTT監督
元・明治大学体育会自転車部監督
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)トライアスロン日本チーム監督