この条件を満たしてゆくことが頂点へと自分を近づける。自分自身に欠けているものは何か。
それぞれに考えてもらい、不足しているものを補い、真っ直ぐ突き進んで欲しい。5S
Speed(速さ)
Stamina(持久力)
Sprint(瞬発力)
Spirit(精神力)
Strength(強さ)
5C
Control(自己抑制)
Condition(体調調整)
Combination(調合)
Concentration(集中力)
Confidence(自信)
どれも当たり前のことばかりだ。
だが一つを実行すると、一つを忘れてしまう。
完璧な人間など存在しない。
だからこそ一つ一つを書き留めて、目に付くところに貼り付け、常に意識をしてトレーニングに取り組む必要がある。全てを完璧にすることはできない。だが、完璧にしようとする気持ちが自分自身をレベルアップさせてゆくことになる。
エイジグループ選手も同様。
この中の全ては無理であっても3つや4つは自分の身につけることは可能だ。
自分の戦う武器を作り上げる。
練習している自分に満足するのではなく、向上する自分に満足してゆけるように日々過ごして欲しい。
大相撲名古屋場所を見学する。トライアスロンとは180度異なる競技性。しかし要求される要素は5Sと5Cであることに変わりは無い。
MSPO「日本トライアスロン物語」で自分の過去を振り返る。忘れてしまったことがたくさんある。自分でさえ忘れてしまった過去の歴史を覚えてくれている有り難いファンもいる(宮島大会で)。
中山俊行プロフィール
中山俊行(なかやま としゆき)
1962年生まれ
日本にトライアスロンが初めて紹介された18歳のときトライアスロンを始める。
日本人プロ第1号として、引退までの間、長年に渡りトップ選手として活躍。
引退後も全日本ナショナルチーム監督、チームNTT監督を歴任するなど、日本の
トライアスロン界をその黎明期からリードし続けてきた「ミスタート ライアス
ロン」。
【主な戦績など】
第1回、第2回 宮古島トライアスロン優勝
第1回、第2回 天草国際トライアスロン優勝
1989年から8年連続ITU世界選手権日本代表
アイアンマン世界選手権(ハワイ・コナ)最高順位17位(日本歴代2位)
初代・全日本ナショナルチーム監督
元・チームNTT監督
元・明治大学体育会自転車部監督