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ラン二ングの基本トレーニングは不変的 | サムのランwithスマイル 12月号

サムのランwithスマイル

12月号

ラン二ングの基本トレーニングは不変的

トライアスリートのみなさまこんにちは!
いよいよ年の瀬12月です。 この時期はぼくたちトライアスリートにとって、シーズン中に節制してきた食事を思う存分に楽しんだり、「シーズン中に感じた課題を克服する」ために、新しいトレーニング方法に取り組んでみたり、ある意味においては、楽しくて且つ重要な時期でもありますよね!
そこで、今月は「ランニングトレーニング」の基本についてお話しをしていきます。

ぼくの出身校は千葉県の「八千代松陰高校」と言う学校で、12月に京都で開催される「全国高校駅伝」の常連校で、昨年、今年は優勝候補にも挙げられています(自慢です!笑)。
その八千代松陰に在学していた当時のトレーニングメニューを振り返ると、ハートレートモニターなど、体感強度を客観的に測るツールが無い時代ながら、とても計算し尽くされたトレーニングメニューをこなしていたことを振り返ることができます。
そして、そのトレーニングは30年弱が経つ現在においても、なんら古めかしいものではなく、「速く走れるようになるための要素」が「凝縮されています」。

http://www.koukouekiden.jp/record/archive/m_33/report.html
(この「リンク」は、八千代松陰への進学を決めた「千葉先輩」と「別府さん」(現日体大駅伝監督)のアンカー勝負でした)

月曜日:16キロペース走(3:45/1km 4:00/1km 4:20/1km 実力に応じたチーム分けで)
火曜位:休養日 6kmから8kmジョッグとマッサージ
水曜日:インターバル、またはレペテイショントレーニング
(200mから2,000mまでの距離で、目的に応じた距離、タイム、本数で)
木曜日:16キロペース走(3:45/1km 4:00/1km 4:20/1km 実力に応じたチーム分けで)
金曜日:休養日 6kmから8kmジョッグとマッサージ
土曜日:クロスカントリー走(16kmから20kmビルドアップで)
日曜日:インターバル、またはレペテイショントレーニング
(200mから2,000mまでの距離を中心に目的に応じた距離、タイム、本数で)
*    上記の午後練習の他、朝練習は毎日6kmから8kmのジョッグ、またはペースアップ走。
以上のような流れが毎週繰り返され、一ヶ月の走行距離は平均すると600kmから700km程度でした。

当時の一週間のトレーニングを「その効果」から検証してみると。
*トレーニングの効果:持久力の向上
トレーニングメニュー:16kmペース走(月曜日・木曜日)
体感強度の指標:「ややきつい」から「きつい」

*トレーニングの効果:トップスピードの向上、およびスピード持久力強化
トレーニングメニュー:インターバル(水曜日・日曜日)
体感強度の指標:「きつい」から「非常にきつい」

*トレーニングの効果:持久力の向上と走りのバランス強化
トレーニングメニュー:クロスカントリー走(土曜日)
体感強度の指標:「楽」から「きつい」

*トレーニングの効果:リカバリー(回復)
トレーニングメニュー:6kmから8kmジョッグとマッサージ(火曜日・金曜日)
体感強度の指標:「かなり楽」から「楽」

このように、それぞれの目的に対する効果を得るために、「スピードを強化する」ためのトレーニングから「持久力を強化する」ためのトレーニング
また、クロスカントリー走による不整地でのランニングからは「体幹を利用するバランスのとれた柔軟性のある走り(フォーム)」の体得、そして、休養日のジョギングは積極的休養からの超回復まで、「ランニングが早くなるための要素」がすべて揃い、繰り返し行われていたわけです。

如何でしょうか、我々トライアスリートはランニング以外のトレーニングがあるため、一週間のなかでこの「4要素」のトレーニングを行うことは不可能ですが、例えば、「2週間のなかで4要素を組み込んでみる」ことにはチャレンジできます。
このコラムを書いている自分自身がそうですが、どうしても「自分の好きな(心地よい)トレーニング」に比重が置かれがちですが、今年の冬こそ、「成りたい自分」に対して「トレーニングをプランする」、そんな目標にチャレンジしてみては如何でしょうか?!

Run Eat Smile Sleep Repeat
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