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パスポートのいらない外国~新島トライアスロン

1新島
開催日 2013.5.18(土)
参加者数 個人:376名 リレー:12チーム チーム:35チーム
距離 一般・チームSwim 1.5km / Bike 40km / Run 10kmリレー Swim 1.5km / Bike 40km / Run 10km
レポート・写真 清本 直

 

パスポートのいらない外国~新島トライアスロン

「パスポートのいらない外国」とは新島の島内でみかけたポスターのフレーズだ。日本各地に出没している筆者の感覚は「沖縄」。それも離島。風光明媚な海岸線、あたたかい島の人たち、ゆっくりと流れる時間、そして焼酎「嶋自慢」。過ぎ去っていった心地よい時間を思い出し、またいつか再訪したいと感慨にふけっている。金曜の夜10時、竹芝桟橋を出港する東海汽船は翌朝新島に着く。もちろん、昼の高速艇や忙しい御仁は調布から飛行機なんて手段もある。そして大会は到着した土曜日の午後1時にスタート。夕方には終わってそのまま閉会式&パーティでどんちゃん騒ぎ。翌日は島内観光もでき、日曜日中に帰って来られる。会社を休むことなく充実した時間が過ごせる。
今回、自分が行くきっかけになったのは大会に出場する友人たちから「新島に行きましょう・・・飲みに!」と誘われたからで、浜松町に早めについてドイツビールで軽く準備運動を終え、9時30分に集合場所へ。待合所は出場するトライアスリートでごった返していた。乗船客の9割は選手・関係者で後の1割が釣り客、観光客と言ったところか。とにかく、乗船してからの場所取り=寝床確保合戦が始まり、それが終結を迎えるとあちこちで宴会が始まる。筆者もスタッフの一等席・・・といってもただ区画されただけの部屋だが、、、で、久しぶりにお会いしたスポルトピーノの金城さんとそのスタッフ及び関係の選手たちと夜更けるまで飲みましたねえ・・・・船は新島に着く前に、大島、利島に寄港する。大島に到着する6時に管内アナウンスが流れるのでたいていの人はそこで起床。2度寝にはいってもまた利島で起こされる。寝るのはあきらめて室外にでるとそこは大海原と島々の風景。。。あ、、、伊是名に近い感覚だ。
この日は素晴らしいお天気で絶景、上陸した選手たちもみなニコニコだ。早くもレースへの期待感があふれている。
今回はたった一人での計測だった筆者は一旦宿に入って朝食を摂り、早めに会場に入った。「エードステーション」の看板に心なごまされ準備完了。そのころには続々と選手たちが宿から自転車でやってきてスタートの準備が始まる。

大会は約80人位づつの4ウェーブ。チーム選エントリーの強豪選手は第3ウェーブに含まれるため走り終わって集計しないと順位がでない。大会4連覇中の篠崎選手も8分遅れの第3ウェーブだ。

それにしても、海が綺麗だ。島が綺麗だ。トライアスロンはこうでなくっちゃね。。。

新島の一大名所である「羽伏浦」はサーフィンのメッカで、過去には世界大会も開催された美しい砂浜がひろがる。今年からビーチ沿いの道路が完成し、バイクコースに取り入れられ一段と美しいバイクコースになった。

※当日はもちろん写真が撮れないので、この写真は翌日撮影した友人の写真です。

美しい砂浜かと思えば、ジャングルの中を突っ走る。13km変化に富んだ面白いコースを3周回。

大会の優勝はミスターバイク・篠崎選手。なんと8分遅れのスタートながらスイム+バイクで先行するすべての選手をごぼう抜き。トップでランに飛び出すとあとは一人舞台。他の選手を全く寄せ付けることなく大会5連覇を飾った。

町の中学校の体育館で開かれた表彰式&アフターパーティー。もちろんその日に帰る人などいないので「全員参加」。そして飲み放題なので必然的に盛り上がる。

捕れたて新鮮な魚介にお酒もすすみ、

タイやヒラメも舞い踊り、、、

表彰式もアットホームな雰囲気

そして、このアイランドシリーズの特徴が「ハンディ戦」。35歳を基準に1歳上回る毎に1分間のハンディが与えられる。50才になったLAKE BIWAKOのこうたん事、室谷さんが15分のハンディを生かして見事優勝。。。はるばる滋賀から遠征してきた甲斐がありました。

<番外編>
翌日は新島から調布まで飛行機にて帰還しました。約35分のフライトでしたが単に帰るだけでなく楽しい遊覧飛行でした。荷物代1,000円増しで14000円。決して高くはないですよね。。。

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kiyomoto_1s 清本 直 (TRI-Xプロデューサー ネオシステム株式会社代表取締役)
20代でトライアスロンに出会い、その魅力にとりつかれ、全財産を使い果たす。会社員をやめ、ネオシステム株式会社を設立。全国各地の計測業務に携わる。その後は20年間、トライアスロン大会の裏方を務めるも、2010年20年ぶりに宮古島で復活。あらためてこの競技の魅力を認識し、トライアスロンの普及と発展を強く願っている。

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