蒼い海、青い空、灼熱の太陽のイメージとは違う宮古島大会となった。大会前夜に強風と横殴りの雨が宮古島東急リゾートを襲った。午前5時前にホテルの外に出ると雨は止んでいたが強い風はまだ吹いていた、スイム会場は右から左へ第2ブイまでが正面になる海の流れができ白波も少し起ち6時40分にスイム中止がアナウンスされ大会側も選手も取材人も会場中が大混乱となりなんせ29回目にして初めてのディアスロンとなったからだ。ほとんどの選手がランシューズを1つしか持っていなかったためランのトラジションバックからシューズを取りだす人、ホテルに戻る人、知り合いの応援者からシューズを借りる人、なかには裸足で第1ランを走っている人もいましたね。
8時に東急のバイクトランジション前から一斉にスタート。東急前の畑の中を大きく1周するように6.7kmを走りまた東急へ戻りバイクヘ、バイクからはいつもの大会と同じコースです。池間大橋から東平安名崎へ向かうときに追い風になり登り坂がラクに走れたと話す選手もいましたが東平安名崎ではカメラを構えていると強風にあおられカメラのファインダーから急に消える選手もいましたね。レース展開をラジオでエフエムみやこかテレビ
では宮古テレビで放送していたので自分の家の近所に選手がやって来るころになると地元の方がコースにやってきて応援をしてくれていた。比嘉ロードパークには応援ツアーの方がバスで乗り付け200人以上の方が声援を送っていたのは迫力があったな~!!ラジオを聞いていると「竹谷賢二さんがバイクで3位に上がりました」と話すアナンサー。鳥肌が経ちましたね。でもラジオのアナウンサーが続いて「竹谷さんってマウンテンバイクで走っているのでしょうか?それともマウンテンバイクのライダーなのでしょうか?」ととんでもない発言に飲んでいた水を吹きそうになりましたよ。相変わらず風は止むことなく
強風のままでTシャツ、短パン姿の私にはつらかったです。ランコースでトップを待っているときに車を私の横につけて風を防いだりして寒さから逃れました。宮古の人にはよほど寒かったみたいでダウンジャケットを着ている人もいるぐらいです。「風とどう戦うか!!向かい風でどうラクに走るか!!自分自身と戦えたので楽しかった」とマイケル・ライスさん。対照的に「風が強く最悪だった。得意のスイムが無くなり残念」と話す方と両極端に分かれ今回の宮古島は私の中で印象に残る大会の一つになりました。来年は30回となる記念大会なので晴れて暑い宮古島大会がみたいと強く思います。 |