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第25回沼津千本浜トライアスロン 第8回チームケンズカップトライアスロン駅伝

1沼津千本浜
開催日 2012.8.19
天候 晴れ
気温/水温 気温:31℃ 水温:27℃(8:00現在)
参加者数 個人:219名 駅伝:129チーム リレー:26チーム
レポート・写真 吉本拓也

 

仲間・チームで盛り上がる「トライアスロン駅伝」が人気!

沼津市街地からも程近い千本浜で行われる「沼津千本浜トライアスロン」は、スプリントを中心とした大会。今年も例年どおり酷暑のなかで開催された。カテゴリーは、スプリント(スイム750m、バイク20km、ラン5km)の距離を1人で走る「個人の部」と3人で各3種目ずつこなしてリレーする「駅伝の部」、3人で1種目ずつ繋ぐ「リレーの部」の3つがある。

この大会が定員をオーバーするほど人気があり、盛り上がるのは「トライアスロン駅伝」があるからだろう。 「トライアスロン駅伝」は、3人1チームでそれぞれが3種目ずつこなしてリレーする。距離もスプリントと短く、タイムを競うということもあって、普段一緒に練習をしている仲間と組めば、盛り上がること間違いなしだ。また、同じレースに出ると互いの応援はできないが、駅伝なら思いきり仲間を応援できる。ひとつのクラブで17チームも出場してきたところもあり、トライアスロンクラブチームの夏の一大イベントとして楽しんでいた。

スイムは海岸からのスタートになる。50m沖で左に折れ、浜と平行に325m泳いで折り返す700m。ちなみに駅伝の2区・3区は200mで折り返し、距離は500mになる。短縮されているのは、1区の時間帯よりも海の状況がやや厳しくなるための処置だという。

スイムアップしたら、石がロゴロゴする浜を走って防潮堤の上にあるトランジットへ急ぐ。 バイクは防潮堤の上を10kmで折り返して20km走る。駿河湾を望みながらの気持ちのいいコースだが、幅の狭いところもある防潮堤の上を対面通行するため、キープレフトを守って横に広がらないようにお互いに注意したい。

ランは千本浜公園の松林の中を縫って走る1周2.5km×2周回のコースだ。戻ってくると仲間の大声援を受けながら走ることができる、気持ちのいいコースでもある。照り返しがつらいバイクコースと打って変わり、ランコースの松林は日陰も多く、暑さを凌ぐにはとてもよいが、土道なので足下の注意が必要だ。

駅伝の部のリレーゾーンは、スイムスタートの手前で行われる。「アンクルバンド」が「たすき」の代わりとなり、スイムに向かう仲間に大きな声で仲間に「頼んだぞ」とカツを入れる選手も多い。

松林を2周走り終わると、堤防を駆け上がってフィニッシュゲートのある浜辺へと向かう。フィニッシュゲート付近は、リレーした仲間や家族と一緒にゴールできるのでお祭り騒ぎだ。仲間が帰ってくるたびに一緒にゴールするチームも多く、遅ければ遅いだけ人数が膨れあがり、「夏休みトライアスロン祭」のようなゴールシーンになっていた。

 

 

 

沼津千本浜2
今年の沼津はべた凪!プールのような駿河湾に元気よく飛び出していく。
沼津千本浜3
1区は750m。2区・3区は500mを泳ぐ。
沼津千本浜4
ごろごろした石の浜辺から堤防を駆け上がる。心拍数の上がるところだ。
沼津千本浜5
堤防の上には600台以上のバイクが並ぶ長いトランジットエリア。
沼津千本浜6
夏には珍しい富士山も見えるほどの快晴!
沼津千本浜11 沼津千本浜14
片道10kmの往復コース。風も穏やかで片側にいつも海を臨みながら気持ちよさそうに駆け抜ける。 ランは松林の中を2周回。酷暑の中でも日陰のおかげで走りやすそうだ。
沼津千本浜12 沼津千本浜8
エイドでは飲む水とかける水で大忙し!! リレーゾーンでチームメイトを待つ選手達。ようやく出番!
沼津千本浜13 沼津千本浜10
繰り上げスタートまでギリギリセーフ!チームメイトも安堵の表情。 ゴールはみんなで盛り上がる!これが沼津の楽しみ方だ。
吉本拓也(TRI-X編集長)
広告・雑誌のアートディレクター。徹夜仕事に明け暮れて体調を崩した20代後半。健康維持のために始めたジョギングでマラソン大会に参加するようになり、3年後の1999年に新島大会でトライアスロンデビューした。以来、トライアスロン好きが嵩じて大会ポスターやショップ広告、ジャージデザインなどを手がけるようになる。トライアスロン歴13年目の44歳。

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