今大会で25回を迎える記念大会には、個人総合の部303名、リレーの部62チーム、駅伝の部12チーム総勢約537名がエントリー。多くの観客が見守る中、午前8時にエメラルドブルーのヨマナビーチをスタートした。(※ボランテイア約3500名)
スイムは沖縄県の平出美雨選手が30分18秒とトップでスイムアップし、直後に前年度の覇者、福岡県の武友寛選手が続いた。このスイムコースは珊瑚や熱帯魚が見られ「遅くてもあなたが主役」のキャッチフレーズ通りマイペースでエンジョイ競技する選手も多く、最後の選手まで観客から温かい拍手が送られた。
バイクコースは5年目を迎える徳之島ぐるっと一周コースで、天城町、徳之島町、伊仙町と島の雄大な大地を走り抜けるコースとなっている。
バイクを終えると、素早いトランジットで武友選手がスプリットタイム2時間13分12秒でランスタート。2位でスタートした栃木県の藤原 裕司選手とはこの時点で6分18秒の差が開いていた。30度を超える猛暑の中、素晴らしい笑顔で武友選手がゴールテープを切り、昨年度に続き2連破を果たした。
見応えあるレース展開の一方で、今年結婚式を挙げる花嫁がウエディングドレスをまとって新郎と同伴ゴールして会場を盛り上げ、また、本大会の生みの親である元天城町町長の寿洋一郎選手が唯一の25回連続完走を達成した。埼玉県から出場した最高年齢76歳の金子勲選手も無事完走し、場内を沸かせた。
レース後は、その名の通りの「どんちゃんパーティー」が開かれた。シンガーソングランナー古代眞琴選手のライブや奄美群島でしか製造されていない黒糖焼酎や島の料理が振るまわれた後、目の前で打ち上げられた大きな花火によって大会の幕が閉じられた。