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第12回日本デュアスロン選手権(2012/福島)

 

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開催日 2012.05.13
天候 晴れ
気温/水温 気温:22.4℃(12:13)
参加者数 160名 日本選手権(エリート):男子15名 女子4名
レポート 清本 直

川村好平、嬉しい初優勝!

日本トライアスロン連合震災復興イベント、日本デュアスロン選手権ふくしま大会が福島県あづま総合運動公園で開催された。気持ちよく晴れ渡った午前9:20、小学生クラスがスタート。続いてビギナー、エイジクラス、高校生、中学生がスタートし、美しい新緑の中を皆が気持ちよさそうに競技を楽しんでいた。本大会で世界選手権の代表選考会を兼ねるエリートとU23クラスは、11時45分にスタートし、第1ラン10km、バイク40km、第2ラン5kmの白熱した戦いが繰り広げられた。レース前の予想では、男子の優勝はカーフマンジャパンのチャンピオンシップで接戦を戦った深浦と飯干の2人が再び争うであろうと思われていた。ところが、第1ランで先頭にたっていたこの2名が最終周でトランジッションに入らず、もう1周回に入るというアクシデントが発生。結局、この2人とわずかの差で追走していた今井も6周回目に入ってしまった。後続の川村好平以下の選手は、規定の5周回を終えバイクへ進んだ。 川村は、ほぼ同時にランフィニッシュした田中文也とローテーションをしながら後続に差をつける。結局2人は後続に1分以上のアドバンテージで第2ランスタートへ。ランでは飛び出した田中を川村がすぐにとらえ、その後も安定した走りを見せた川村が2位田中に30秒以上の差をつけ、嬉しい初優勝を飾った。女子は第1ランで高橋、宮沢、沢田の3人が同時にフィニッシュしたものの、バイクで高橋侑子が飛び出し、宮沢が遅れた。高橋と沢田は同時にバイクフィニッシュしたが、高橋が第2ランでじりじりと沢田に差をつけて、こちらも南関東ステージに続いて日本選手権をも制した。

川村好平
第1ランを終えて、自分がトップに立っていると知った時は少し動揺したが、もともと今回は順位ではなく、この福島の地で見ている皆さんに感動してもらえるよう、100%の力を出し切ることを目標にしてきたので、とにかく集中した。結果、優勝できて嬉しい。今のままでは世界戦では厳しい戦いになると思うので、トレーニングをしてステップアップして臨みたい。

高橋侑子
デュアスロンはとても良いシチュエーションを自分に与えてくれる。目標はあくまでもトライアスロンだが、これからもデュアスロンでスピードを磨いて、トライアスロンでもそれが発揮できるように頑張りたい。9月のWCS横浜大会に出場することが目標だが、かなわなかった時はデュアスロンの世界選手権にも挑戦してみたい。

 

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岩城光秀JTU会長のスタートの合図で元気にコースに飛び出す小学生。
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会場のあづま総合運動公園は新緑に包まれた美しい公園だ。
デュアスロン福島4第1ランで先頭を行く、深浦、飯干、今井。悲劇はこの後に待っていた。
デュアスロン福島6 デュアスロン福島5
吾妻山の残雪が、うさぎの形になると田植えが始まるという。 南関東ステージに続き、その強さを見せつけた高橋侑子。エリート男子でも敵わない?
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