テニス・錦織圭の歴史的活躍。アジア大会における競泳・萩野公介の常識破りの活躍。
「日本選手でもここまでできる」ということを証明した彼らには心から敬意を表したい。
さてスポ根マンガ好きの私・トシ中山がお勧めするマンガ第2弾。
NHKで日曜日夕方に放送されているテニスアニメ「Baby Steps」。
(*第1編は既に終了。続編が来春から放送。)
雑誌であれば週刊少年マガジン。
単行本はすでに30巻を超える。
赤ん坊の如く一歩一歩進むことで世界に近づいて行く、という意味から付けられたタイトル。
テニスで世界に挑んでゆく主人公の成長をマンガにしたものだ。
だがこの内容が実に濃い。
選手だけではなく指導者にも読んでほしい。
詳しい内容は興味のある人だけが読んでくれれば良い。
無理に読んでも意味はない。
このNHKテレビ用に作詞作曲された主題歌に更にハマった。
U15合宿においては選手、指導者に作成した歌詞カードを渡し、その内容を十分に理解して欲しいと伝えた。
私がU15選手に細かい話をするよりも判り易いと考えたからだ。
それほど内容のある歌詞になっている。
これだけ実際の競技活動に役立つ内容が一つに集約された歌を久しぶりに聞いた。
マンガの作者は勝木光氏。歌は阿部真央さん。
ちなみにマンガも歌詞もジュニア選手だけに通用する内容ではない。
エリート選手にも十分に通用する内容だ。
この歌詞の内容を上回る活動ができていればエリート選手としても通用できるだろう。
下回っている選手は、まずはこの歌詞内容に負けない活動をすることがスタートだ。
私見ではあるが、この歌詞内容に負けずに活動している日本のトライアスリートは5名もいない。
「Beleive in yourself(君自身を信じよう」」
リオデジャネイロ、コルコバードの丘に立つキリスト像。
2年後にこの賞賛を受けるトライアスリートは誰だろうか。
トレーニングだけではない。
移動、安全対策、食事、気象対策、そして運。
そういった全てのモノに全力を尽くした選手だけが手にすることができる。
中山俊行プロフィール
中山俊行(なかやま としゆき)
1962年生まれ
日本にトライアスロンが初めて紹介された18歳のときトライアスロンを始める。
日本人プロ第1号として、引退までの間、長年に渡りトップ選手として活躍。
引退後も全日本ナショナルチーム監督、チームNTT監督を歴任するなど、日本のトライアスロン界をその黎明期からリードし続けてきた「ミスタートライアスロン」。
【主な戦績など】
第1回、第2回 宮古島トライアスロン優勝
第1回、第2回 天草国際トライアスロン優勝
1989年から8年連続ITU世界選手権日本代表
アイアンマン世界選手権(ハワイ・コナ)最高順位17位(日本歴代2位)
初代・全日本ナショナルチーム監督
元・チームNTT監督
元・明治大学体育会自転車部監督