TRI-X特派員大会レポート

大会レポート

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2009.5.4:2009ITUワールドチャンピオンシップトンヨン大会レース速報

【出典:JTUメールニュース http://www.jtu.or.jp

初のWCS女子優勝はスノーシル(AUS)。井出は3位に

 5月2日(土)、韓国釜山市の西約100kmにあるトンヨン(統営)市でITU世界選手権(WCS)シリーズ・トンヨン大会の女子のレースが行われた。 
 この大会は、今年からシリーズ化されたもの。9月9〜13日にかけてオーストラリア・ゴールドコーストで行われるITU世界選手権グランドファイナルまで7戦が予定されている。また、8月22、23日には横浜市でもこのWCSが開催される。 
 午後1時55分スタートのレースは、スイムでサラ・マクラーティ(アメリカ)が19分12秒のタイムでトップフィニッシュすると3秒遅れてエマ・モファット(オーストラリア)が、 そこから20秒遅れて足立真梨子
(トーシンパートナーズ・チームケンズ)がフィニッシュ。19分代に18名が水から上がった。前週のITUワールドカップ石垣島で優勝した注目の井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)は、19分49秒と少し出遅れた感じ。井出の直前にはエマ・スノーシル(オーストラリア)が位置していた。
 バイクに入ると、モファットが単独で逃げようとするものの、後ろの集団はスピードを上げ、10名前後で三つに分かれていた集団は、3周目には30名前後の大集団となった。この集団には、井出、足立のほか、庭田清美(アシックス・ザバス)、高木美里(レオパレス21)、崎本智子(日本食研)が入った。上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)は、スイムの遅れが響いて、最終集団で戦うこととなった。
 ランに入ると、満を持して飛び出したのはモファット。ほかを引き離すようにリードを広げるが、ラン1周目終わりにはスノーシルが追いつき、サイド・バイ・サイドの展開に。その直後10mでは、庭田、井出、ケイシー・トレンブレー(カナダ)、カーステン・スィートランド(カナダ)の4名が激しい3位争いを繰り広げていた。この4名から、最終周に入ると庭田が脱落。井出のがんばりに期待がかかった。
 そして、ラスト1kmでスノーシルがモファットを引き離し、そのまま2時間2分42秒のタイムでフィニッシュ。2位はモファット。そして、デッドヒートを制して井出が3位となった。
 そのほかの日本選手は、ランで健闘した庭田が6位、足立が11位、崎本が28位、高木が29位、上田が36位となった。

<選手コメント>
○エマ・スノーシル(オーストラリア)
北京オリンピック以来、ゆっくり休んで、久しぶりのビックレースだった。うまくいくかどうか心配だったけれど、なんとかやり遂げた。タフなれーすだったけど、初のWCSチャンピオンになれたことはうれしい。次のレースはワシントンWCS。

○井出 樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
スイムでバトルに巻き込まれたが、バイクとランは冷静に走れた。チャンピオンを狙って戦ってきたけれど、ここで3位となって、これからチャレンジャーとしてまたやっていける手応えをつかんだ。この冬は、当たり前の練習をこなしてきたが、私を支えてくれるすべての人たちから「愛」がもらえたことが、いまの私をつくっている。次のレースはマドリッド、そしてワシントンWCS。


WCSトンヨン男子優勝はドカティ(NZL)。杉本宏樹は24位

 5月3日(日)、昨日に引き続き韓国釜山市のトンヨン(統営)市でITU世界選手権(WCS)シリーズ・トンヨン大会の男子のレースが行われた。
 WCSシリーズは、9月9〜13日にかけてオーストラリア・ゴールドコーストで行われるITU世界選手権グランドファイナルまで7戦が予定されている。また8月22、23日には横浜市でもこのWCSが開催される。
 午後1時55分にレースはスタート。スイムで地元リー・チャンヨン(韓国)が18分5秒のタイムでトップフィニッシュ。それから1分の間に約60名の選手がトランジションへと通過した。日本選手は、山本良介(トヨタ車体)がトップから7秒遅れて通過した。田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)は、そこから1秒遅れて通過した。
 バイクでは、1周目から山本良介が逃げた。それを追うのはマーク・フレッタ(アメリカ)とフレデリック・ブローブル(フランス)。しかし山本良介は、1周目の終わりでコースミスをして後退。フレッタとブローブルが二人で逃げ続けることになった。その後ろの集団は、50名前後にふくれあがり、山本良介をはじめ、田山、杉本宏樹(箕面スイミングスクール)、細田雄一(稲毛インター)、福井英郎(トヨタ車体)、山本淳一(K's-Y・グリーンタワー・稲毛インター)の日本選手6名がすべて入っていた。
 ランでは、フレッタとブローブルが先行したが、すぐにロシアのアレクサンダー・ブルカンコフとドミトリー・ポリャンスキーに捕まり、トップを明け渡した。2周目終盤には、ベバン・ドカティ(ニュージーランド)、ブラッド・カールフェルト(オーストラリア)、クリス・ゲメル(ニュージーランド)らがロシアの二人に追いついた。
 最終周には、ゲメルが脱落し、ドカティ、カールフェルト、ポリャンスキーの3名に優勝の行方は絞られた。最後の1kmでポリャンスキーが遅れ、勝負はビクトリーロードに。最後のスプリントを制したのは、ドカティで1時間50分25秒のタイムで優勝。2位はカーフェルト、3位はポリャンスキーだった。
 日本選手の最高位は杉本の24位。タイムは、1時間51分58秒だった。そのほかは山本良介が29位、細田が32位、田山が33位、福井が41位、山本淳一が45位だった。
 なお、レースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。

<選手コメント>
○ベバン・ドカティ(ニュージーランド)
とてもタフなレースだったが、WCSの最初に勝てて、とてもうれしい。ランではすごい競り合いになったけれども、スプリントには自信があった。とても厳しい競り合いだったが、勝てて今年のよいスタートが切れた。次のレースはワシントンWCS。

○杉本 宏樹(箕面スイミングスクール)
初めてトップが見える位置で戦うことができた。バイクでは切れてしまいそうでとても大変だった。そのあとはリズムを立て直せた。ランは、出だしから軽かったが、トランジションでいい位置がとれなかった。この戦いは自信になった。

<この記事へのお問合わせ>
(社)日本トライアスロン連合(JTU)
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【写真/文 Tri-X編集部】