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10月14日〜16日の3日間をかけて中国で行われたアドベンチャーレースの参戦記です。
朝、目が覚めるとものすごい筋肉痛とだるさが身体を襲う。
昨日、強引ではあるが風呂に入り、汗をかいておいたせいか、熱が多少下がっているのが唯一の救いだった。
ただしあまりレースなんぞができるような身体ではないような気がした。
更に出発前にホテルのロビーに張り出された成績表を見て驚いた。なんと順位は14位だった。思わず目を疑った。
昨日は6位くらいでゴールしたはずだった。聞けば、懸垂下降の待ち時間を差し引いたタイムだとこの順位になるのだという。それにしても一気にそんなに順位が落ちるだろうか・・・。あれだけ走って懸垂下降の待ち時間で14位か・・・。少し納得がいかんな。しかしレースのかりはレースで返すに限る。そう思い直し、重い身体を引きずってスタート会場に向かうバスに乗り込む。
大会2日目は、昨日のゴール地点、仙女山森林公園付近で行われる。
ラン8km−バイク&ラン8km−マウンテンバイク12km−ラン2km−アドベンチャースキル(ロープネット+エスケープウォール)−休憩−ランニング4km−マウンテンバイク12km−アドベンチャースキル(馬)−アドベンチャースキル(ロープネット+エスケープウォール)の合計44kmの行程。
バスで1時間ほど移動し、現地到着。標高2000m、天候が曇りのせいもあり、寒い。おまけに霧でせっかくの高原も全く何も見えない。準備を早々に済ませ、少しアップを・・・と思うが、筋肉痛と疲労で悲しいくらい走れない。腹が痛くてトイレに行ったが、とうとう下痢も始まった。
本当に困ってしまったが、しかしもうやるしかないのだ。

こうして予定時刻より少々送れて10時半頃スタート。
牽引をしてはいるが、身体は重い。酸素が薄いせいもあるが明らかに昨日よりペースが遅い。徐々に集団から遅れていく。

こんなペースで牽引しても意味あるのな・・と思ったが、誰も何も言わないので、これがうちのチームのペースなのだろうな思いそのまま走り続ける。しかしよく見ると、他のチームも上位を除けば勢いがいいのは始めだけで、ちょっとした登りでガクンとペースが落ちているのがわかる。ここからは粘って我慢したチームが順位を上げることができるな。そう思った。
走りづらいダートでのランニングを終え、来た道をバイク&ランで戻り、マウンテンバイクへ。
このセクションは事前説明会によると距離12kmにして所要時間が最短で1時間10分もかかるという難所。実際に走ってみるとまともに自転車に乗って走れるのはほんの数キロ。あとは坂、ぬかるみ、岩が待ち受ける。押したり担いだりが続く事となった。
序盤の長い下り坂で、前の選手を抜こうとして、抜かしたはいいが、その後バランスを崩して思い切り落車。いててて・・・と思ったら、上から自分のバイクが落ちてきた。幸い怪我はかすり傷程度。すぐさまバイクを立てるが、前輪が動かない。ブレーキが壊れたと思ったが、前輪自体が破損していた。状況を察知し、うしろから来た佐藤に破損したバイクを押してもらい、すぐさまスタッフに代車の要請。
運良く、時間を空けずにスタッフが代車を持ってきてくれ、戦線復帰。
代車は念願のGIANTバイクだったが、そんな事に喜ぶ余裕はさすがになかった。折からの体調不良に加えこの落車の影響で、身体が更に動かなくなった。バイクを降りて押すような登りでは佐藤に牽引をしてもらうというなんとも情けない状態。とりあえずパワージェルやバーを強引に流し込みつつ、なんとか、はるなさんや道向さんのいる。前方集団に追いつくことができた。
更に後半はバイクを担いで登り、それが終わったかと思うと、泣いている女子選手もいるほどの、自転車を押すのも一苦労なぬかるみが続いた。はるなさんの牽引は佐藤にまかせっきりだった。
なんとかマウンテンバイクを終え、その後2kmのランニングを終え、ロープネットをくぐり、エスケープウォールへ。
 
エスケープウォールは3mほどの木の壁を全員で乗り越えるもので、佐藤が下で補助、それを使ってまず飯田が、次に道向さんが、次にはるなさんが、最後に佐藤を上で待つ男二人で引き上げて、難なくクリア。
ようやく20分の強制休憩に入った。
牽引役の自分が、今日は最初のラン以外は全く役にたっていないにも関らず、順位的には5,6位を行っているようだ。
休憩明けのマウンテンバイクは、先ほどのマウンテンバイクのコースを逆走する。慣れたせいもあろうが、行きよりもより少し早い時間で通過できたように思えた。
次のセクション、馬乗りは、ルール変更で、1人が馬に乗り、もう一人が付き添い、後の二人は待機となった。経験のある佐藤が馬に乗り、体力に余裕があった道向さんがついていき、はるなさんと自分は彼らが戻るまで待機。
ほどなく彼らが戻り、少し走ってから再び、ロープネットとエスケープウォールを再度こなしてゴール。
大会関係者によると、僕らはこの日、一気に順位を上げたらしい。
疲労度も、あまり身体が動かなかったこと、牽引をほとんどしなかったので、前日よりも少ない。
相変わらず寒気、下痢はあったが、明日はうまく回復すればバリバリ牽引できるなと思った。
余談だが、この日の夜に代車のセッティングをしに佐藤と、タクシーで最終日のスタート会場に行ったが、既に上位の何チームかが来ており、みな、バイクのバイクを清掃したり、油をさしたりと様々なメンテナンスを入念にしていた。疲労がたまる中、こういう所をおろそかにしない点が、経験の差であり、また大事な勝負の場面で生きてくる。それを痛感した。
そう、これは賞金がかかったレースなのだ。
ともあれセッティングを終え、ホテルに戻り明日の準備をし、ストレッチをして早めに就寝。
続く。
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