業界エクスプローラ  記録計測で思う事   Vol.8
2002年5月27日


text by TADA

今回はこのコーナーのコンセプトから少し外れますが、大会開催の裏側に
スポットを当てたいと思います。
ということで、5月19日群馬県渡良瀬遊水地で行われた、
「第11回遊水地ふれあいトライアスロン大会」で記録計測のお手伝いをさせていただきました。

みなさん大会に出場する時には、必ずといってよいほど、腕や足首にリストバンドを装着しますよね。
このリストバンドに内蔵されているチップで、個人の各種目のタイム、総合タイム等の記録を計測する
事も、1度大会に出られた方はご存知かと思います。

筆者は各計測ポイントで、計測が正確に行われているかをチェックするべく、
大会開催中、ほとんどパソコンと睨めっこをしていました。
今回は出場者が200人程、午前中に終わるレース。筆者の仕事自体は大きなハプニングもなく、
そう大変な事ではありませんでした。
(もしかしたら簡単な仕事をやらせてくださったのかもしれませんが)

しかし大会開催側という立場にたって大会に参加すると、普段1選手として参加する大会とは
違った一面を除くことができます。

例えば、初めてトライアスロンに挑戦する人にとって、「入水チェック」はチェックすると
スイムエリアから出られなくなるなんて知りませんので、ウェットも持ってきません。
もちろんリストバンドでどうやってタイムを計測するかという事が解らない人もいます。

慣れている人でもスタート時間直前に来て、慌てているのか入水チェックを忘れてしまう人も
結構います。
また筆者がデータと睨めっこをしていると、スタート直前に「バイクは何周すればいいんですかね?」
とある選手に聞かれました。

幸い、選手がボランティアに暴言を吐いているというシーンは見かけなかったのですが、
こういった事態に1つ1つ対応しているボランティア、大会関係者の方々には、選手としてホントに
頭が下がる思いでした。
この大会の準備期間は約6ヶ月。
「たくさんの人が一生懸命走っている姿にグッとくるものがあるから大会をやるんだ。」
そんな大会関係者の言葉と、大会終了後、関係者の方々がビールを片手にバーベキューを
楽しんでいる姿が印象的な大会でした。
目次に戻る
トップページに戻る