デュアスロン世界選手権(5月30日・ベルギー)レポート

情報提供:太陽教育SC/関東RC 平松弘道
追加・構成  エムスポ編集部


オープニングパレードをする日本選手団


緊張の女子スタート
ベルギーの古都、アントワープから電車で40分の田舎町へールで世界デュアスロン選手権は行われた。
レンガ造りのヨーロッパらしい街並みに、石畳の道を駆け抜けるランコースは2.5kmの周回。バイクは8km5周回。2連覇のかかるベルギーの英雄、ベニーに地元の大声援。街は、中継のヘリコプターの爆音と、先頭が通るたびに慣らすサイレンと歓声で異様なほどの一体感に包まれていた。

そんな中、先に女子がスタートし、松本選手が並み居る強豪を相手にランラップ4位の快走を見せた。バイク後半で第1パックをブレイクした集団につけず、第2集団でランスタートとはなったが、日本人最上位の17位。後続の女子はランでの出遅れが響いたか、バイクでは大きな集団を形成することができず、世界とのレベルの差を実感させられた内容だった。

スタート直後の男子
 注目の男子は女子のフィニッシュを待ってスタート。第1ランは関東RCの中田選手が積極的にリードし、昨年同様に2.5kmでのラップを奪い、ライブ中継でも大きく盛り上げた。
 地元の英雄ベニーは余裕を持って第1ランをフィニッシュ、後続のアシストを待ってバイクで大集団となる。この第1パックには中田、菊池、山本が残り、特に35km地点では中田が集団をブレイクしようとアタックを試みるなど、積極的なレースを展開。
 一方、第1ランでトップから1分30秒差をつけられた高橋、平松だったが、バイクでは次第に集団が巨大になり、第2パックまでを吸収。第1集団に菊池、中田、山本、第2集団に長谷、高橋、平松と期待させる状況の中でいっせいにランスタート。しかし、世界のレベルは高く、日本人最上位は菊池の25位。地元の英雄ベニーは、大声援に応える快走で2連覇を達成した。

最初のラップを1位で通過する中田

第1ランで併走する山本(左)、中田(右)
世界の壁は高かったという印象だが、実際には「手応え」を感じたレースではなかったのだろうか。バイクパートで主導権を握ることができず、集団任せの展開ではあったが、最後まで勝負の舞台に立っていられた実感というのは収穫だろう。前回大会からの日本人選手の飛躍の要因には、カーフマンジャパンによるものが大きい。デュアスロンサーキットの復活でデュアスロン熱が再び沸騰し、さらなるレベルアップがなされることを望みたい。


           平松弘道(左)・高橋泰夫(右)
「ランナーではないので、10kmの第1ランは長すぎる」と言っていた高橋。
平坦なバイクコースも今回は高橋向きではなかったようだ。

カーフマンチャンピオン、菊地次郎。日本人では貫禄の最先着

大会直後のホームページに女子選手の記録が途中までしか掲載されていなかったため、NEWS FLASHで日本人選手のカットオフを示唆しましたが、最終の公式記録では、参加日本人選手全員の完走が確認できております。
下記URLで全記録をご確認ください。
大会公式サイト、公式記録はこちらから