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聖地・四国で修行僧となれ!~第1回室戸ジオパークトライアスロン

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ジオパークとは、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園。地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、それらの様々な遺産を有機的に結びつけて保全や教育、ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組み。~wikipedia

 

高知県室戸岬で記念すべき「第1回室戸ジオパーク」が5月9日(土)開催された。日本地図を眺めるに、はるか遠い四国、しかも東の端に位置する室戸岬。トライアスロンとは関係なしに訪れてみたい衝動にかられる。とても遠い所のように感ずるが、実際は高地竜馬空港&高知市内から車で1時間40分程度。開催も土曜日の午後という事で、高知市内から日帰り参加も可能だ。町の商工会青年部を中心に「オール室戸」で初開催に臨んだこの大会に全国から333名がエントリー。この歴史と自然が融合したジオパークでトライアスロンを楽しんだ。大会会場は海の駅とろむ、スイムコースのすぐ横に「室戸ドルフィンセンター」があり、イルカと触れ合う事ができるので家族連れにもうってつけ。1周750mのきれいな内海を2周したあとはこの大会の最大の特長の「どMな」バイクコース。筆者も前日に試走してみたがおそらくスタンダードディスタンスでは日本一過酷なコースと言えよう。海岸線から「室戸スカイライン」に入りWZ(ダブルゼット)坂、10%勾配をひたすら上る、上る、ヒルクライムのようなコース。ただし登り切ったら眺めは最高、左も海、右も海絶景の下りが始まった、、、、と思ったらまたすぐに10%勾配の長い上り坂、そしてスカイラインの頂上にたどり着く。

ここからはものすごい下り坂、ブレーキを持つ手もしびれ、握力も落ちてくる!そしてたどり着いたのが折返し地点。まじか!!!!スカイラインの頂上を中心に2往復半のどMなコースはこれだけでおなか一杯になれること間違いなし。そしておなか一杯になった後はデザートの国道55号線上を走る10kmラン。海岸線の奇岩、奇形、そして約1,200年前、19歳の若き空海(弘法大師)が修業したという洞窟・御厨人窟(みくろど)や隣の神明窟(しんめいくつ)を通りながら、空と海だけを眺めてひたすら走る。

祈念すべき第1回大会の優勝者は、岡山から来た修行僧・高橋泰夫。スイムから先行するNSIの石橋健志コーチを、バイク登坂で抜き去ると、2位に5分以上のダントツのバイクラップをたたき出し、そのままランもラップ1位の快走。恐るべき47歳が弘法大師の目前を軽やかに駆け抜けた。

あなたも是非、来年は悟りを開きに室戸の大会にエントリーしてみてはいかがでしょう!

高知、最高!

第1回室戸ジオパークトライアスロン写真

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kiyomoto_1s 清本 直 (TRI-Xプロデューサー ネオシステム株式会社代表取締役)
20代でトライアスロンに出会い、その魅力にとりつかれ、全財産を使い果たす。会社員をやめ、ネオシステム株式会社を設立。全国各地の計測業務に携わる。その後は20年間、トライアスロン大会の裏方を務めるも、2010年20年ぶりに宮古島で復活。あらためてこの競技の魅力を認識し、トライアスロンの普及と発展を強く願っている。

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